海外FXの利益の1つにスワップポイントがあります。スワップポイントを狙った取引は、低リスクでコツコツ利益を増やしたいトレーダーにおすすめです。
中には、「スワップポイントって何?」、「MT4/MT5でスワップポイントは確認できるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。しっかり稼ぐためには、スワップポイントの仕組みを理解することも大切です。
本記事では、スワップポイントの解説をはじめ、MT4やMT5でスワップポイントを確認する方法や、スワップポイント比較から見るおすすめの海外FX業者を紹介しています。
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スワップポイントとは?
FXのスワップポイントとは、2カ国の金利差によって発生する損失と利益の総称です。
FXは2カ国の通貨を利用して取引を行う投資です。それぞれの国の通貨には「金利」が定められています。金利とは、お金の貸し借りをしたときに借りた人が貸した人に渡す手数料のようなものです。
FXにおいても金利は発生し、金利が異なる2カ国の通貨をやりとりする際には「金利差」が生じることになります。この金利差こそがスワップポイントです。
このスワップポイント(金利差)をコツコツ受け取って利益を狙うわけです。
スワップポイントは支払う場合もある
スワップポイントは金利差によって発生する「損失と利益」の総称でした。つまり取引次第では受け取るだけでなく支払う場合もあります。これをマイナススワップと呼びます。
スワップポイントで利益が出る場合と損失が出るケースは以下のようになります。
スワップポイントで利益が出るケース
- 低金利通貨(日本円など)を売って高金利通貨(トルコリラやメキシコペソなど)を買う場合
スワップポイントで損失が出るケース
- 高金利通貨(トルコリラやメキシコペソなど)を売って、低金利通貨(日本円など)を買う場合
スワップポイントを狙ったFXとは、スワップポイントがプラスになる通貨ペアやポジションを保有して取引を行う手法です。
スワップポイントが付与されるタイミング
海外FXのスワップポイントは毎日午前6時(冬時間は午前7時)に付与されます。
この時間帯はニューヨーク市場が閉場するタイミングと重なります。ポジションを保有した状態で午前6時を超えると、1日分のスワップポイントが付与されます。
ちなみに、この保有しているポジションを決済せずに翌日に持ち越すことを「ロールオーバー」と言います。
土日分のスワップポイントについて
土日のスワップポイントは毎週木曜(業者によって異なる)の朝に3日間分がまとめて付与されます。
スワップポイントが業者によって異なる理由
スワップポイントは通貨の金利差なので、本来ならどの業者を利用してもスワップポイントは一定のはずです。
しかし、実際には業者によってスワップポイントは大きくことなり、通貨ペアによっては買いも売りもマイナススワップポイントになっているケースもあります。
このような差が生じるのは、業者がスワップポイントから手数料を徴収しているためです。
海外FXの主な手数料のスプレッドは取引ごとに発生するので、スワップポイント狙いのようにポジションを長期で持たれてしまうとスプレッドの手数料が徴収できません。
そこでポジションを長く持つトレーダーからは、1日に1回発生するスワップポイントから手数料を徴収しています。
そのため、「スワップポイントが高い業者=手数料が安い業者」と言えます。
海外FXではスプレッドの狭さが重要と言われていますが、スワップポイント狙いでポジションを長期保有するトレーダーには、スプレッドよりもスワップポイントの高低の方が重要です。
MT4/MT5でスワップポイントを確認する方法
スワップポイント(買いスワップ・売りスワップ)はMT4/MT5で確認することもできます。
なお、MT4/MT5のスワップポイントはポイント表示になっています。
PC版MT4
MT4でスワップポイントを確認する方法は次の通りです。
気配値ウィンドウ上で確認したい通貨ペアを右クリック→「仕様」をクリックする
買いスワップや売りスワップがポイント表示されます。また契約サイズもここから確認できます。
PC版MT5
PC版MT5でスワップポイントを確認する方法は次の通りです。
気配値ウィンドウの「プライスボード」タブをクリックするとスワップが表示されます。
「Swap」の横にある数値がスワップポイントで、左側が買いスワップ、右側が売りスワップになります。
このようにMT5ではプライスボードからすぐにスワップポイントを確認することができます。
スマホアプリ版MT4
スマホアプリ版MT4でスワップポイントを確認する方法は次の通りです。
気配値メニューからスワップポイントを確認したい通貨ペアを選択し「詳細」をタップして表示します
スマホアプリ版MT5
スマホアプリ版MT5でスワップポイントを確認する方法は次の通りです。
気配値メニューからスワップポイントを確認したい通貨ペアを選択し「詳細」をタップして表示します
一日のスワップポイントの計算方法
一日のスワップポイントの金額は次の計算式で求めることができます。
一日のスワップポイントの計算式
契約サイズ × 取引ロット数 × 最小価格変動値 × スワップポイント
各項目の詳細は以下になります。
契約サイズ
各FX業者で設定されている1ロットあたりの取引数量です。
後述しますが、各通貨ペアの取引条件から確認できます。
最小価格変動値
その通貨ペアの価格が、小数点第何位まで表示されているかです。
気配値表示から通貨ペアの単位から確認するとわかりやすいです。
スワップポイント
ロングの場合は「買いスワップ」を、ショートの場合は「売りスワップ」を入れて計算します。
では先ほどMT4で表示したスワップポイントを例に、計算式を当てはめて計算してみましょう。
USDJPYの一日の買いスワップ・売りスワップ(1万通貨の場合)
- 買いスワップ : 100000 × 0.1 × 0.001 × 0.21 = 21円
- 売りスワップ : 100000 × 0.1 × 0.001 × 0.28 = 28円
この条件だと、ロングなら一日に21円が付与され、ショートなら一日に28円が付与されるというわけです。
算出したスワップポイントの通貨は、USDJPYのような円建て通貨なら円で、AUDUSDのようなドル建て通貨ならドルで算出されます。
つまり、もしドルを円換算にしたい場合は、円の換算レートをかける必要があります。
また3日分のスワップは「金曜日」となっているので、この業者だと金曜日の早朝に3日間分のスワップポイントが付与されます。
スワップポイントを狙った取引について
ここでは、スワップポイントを狙った取引についてメリット・デメリット・注意点・おすすめの通貨ペアなどを紹介します。
スワップポイント狙いのメリット
スワップポイント狙いのメリットは、ポジションを保有していれば継続して安定した利益を得られることです。
為替差益を狙った取引のように通貨価格の変動を気にする必要がなく、ポジションの保有日数に応じて利益も大きくなります。
テクニカル分析のような難しいテクニックも必要ないので、初心者も運用しやすい取引方法です。
スワップポイント狙いのデメリット
スワップポイント狙いのデメリットは、短期間で大きな利益を得るのが難しいことです。
たとえば、ドル円やユーロドルなどでスワップポイントを狙うとして、10万通貨保有しても1日に得られるスワップポイントは10円~100円ほどです。
また為替変動が発生して含み損が大きくなると、これまで積み上げてきたスワップポイントがすべて無駄になるリスクもあります。
スワップポイント狙いで取引するときは、多額の資金を用意して運用するか、為替差益を狙いつつスワップポイントも一緒に狙っていくのがおすすめです。
スワップポイント狙いの注意点
スワップポイント狙いの注意点は、金利が変化することによってスワップポイントも大きく変わる可能性があることです。
ポジションを持ったタイミングでスワップポイントがプラスだったとしても、ポジションを保有している間に金利が変わってスワップポイントがマイナスになる可能性もあります。
スワップポイント狙いは数カ月~数年かけて成果が出てきます。
それまでに世界経済や市場が変化するリスクがあるということも注意して運用する必要があります。
スワップポイント狙いでおすすめの通貨ペア
スワップポイント狙いで選ぶ通貨ペアは状況に応じて大きく2パターンほどあります。
1つ目は為替変動リスクが小さい基軸通貨ペアを選ぶことです。
例としてはドル円、ユーロドル、ユーロ円が挙げられます。
この場合は1日あたりのスワップポイントは低いものの、為替変動リスクやスワップポイントの変化が小さいことから数カ月から数年以上の長期運用に向いています。
2つ目はスワップポイントが大きいマイナー通貨ペアを選ぶことです。
例としては、メキシコペソドル、トルコリラドル、南アフリカランドドルが挙げられます。
この場合は1日あたりのスワップポイントは大きいものの、為替変動リスクやスワップポイントの変化が大きいことから長期運用するにはリスクがあります。数週間から数カ月くらいでスワップポイントを狙いたい人におすすめです。
安定性を重視するなら基軸通貨ペア、利益を重視するならマイナー通貨を選んで運用しましょう。
スワップポイントの高いFX業者ランキング【国内編】
ここでは、スワップポイントが高いおすすめのFX業者を国内FX業者・海外FX業者ごとに紹介します。
1位. みんなのFX
みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しているFX会社で、スプレッドの狭さやスワップポイントの大きさに定評があります。
スワップポイントが他社より安い場合は差額をキャッシュバックするなど独自のサービスも魅力です。
みんなのFXのスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコペソ/円 | 南アフリカランド/円 |
50円/日 | 150円/日 | 180円/日 |
1年間運用した場合の利益 |
18,250円/年 | 54.750円/年 | 65,750円/年 |
2位. トライオートFX
トライオートFXは、インヴァスト証券が提供しているFXサービスです。
新規口座開設者の60%以上がFX経験1年未満と初心者に人気があります。
自動売買サービスにも力を入れているので、スワップポイントを自動売買で狙うこともできます。
トライオートFXのスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコペソ/円 | 南アフリカランド/円 |
43円/日 | 136円/日 | 170円/日 |
1年間運用した場合の利益 |
15,695円/年 | 49,640円/年 | 62,050円/年 |
3位. LIGHT FX
LIGHT FXは約定力の高さで人気がある国内FX業者です。
基軸通貨ペアのスワップポイントは高くないものの、マイナー通貨ペアのスワップポイントは他社よりも高めに設定しています。
LIGHT FXのスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコペソ/円 | 南アフリカランド/円 |
16円/日 | 161円/日 | 175円/日 |
1年間運用した場合の利益 |
5,840円/年 | 58,765円/年 | 63,875円/年 |
国内FX業者は基本的にクロス円の通貨ペアなので、円の金利によってスワップポイントが大きく左右されます。
スワップポイントの高いFX業者ランキング【海外編】
1位. XM Trading(エックスエム)
XM Trading(エックスエム)は日本人トレーダーの利用者が多い海外FX業者です。
完璧な日本語サポートやレバレッジの大きさや約定力の高さに定評があります。
スワップポイントも大きく、長期運用で安定した利益を得ることができます。
XM Tradingのスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコドル/ドル | 南アフリカランド/ドル |
52円/日 | 985円/日 | 873/日 |
1年間運用した場合の利益 |
18,980円/年 |
359,525円/年
| 318,645円/年 |
2位. TitanFX(タイタンFX)
TitanFX(タイタンFX)は約定力の高さやスプレッドの狭さ、日本語サポートのレベルの高さで人気がある海外FX業者です。
またボーナスの提供を行っていない分、高いスワップポイントの提供を行っています。
TitanFXのスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコドル/ドル | 南アフリカランド/ドル |
48円/日 | 1.012円/日 | 653円/日 |
1年間運用した場合の利益 |
17,520円/年 | 369,380円/年 | 238,345円/年 |
3位. Bigboss (ビッグボス)
BigBoss(ビッグボス)は、他の海外FX業者と比べて約定力が高いところが特徴です。
約定力というのは、FX取引や株取引で売買を成立させたり、や注文を確定させる力のことを言います。
ボーナスキャンペーンも充実しているので、資本金以上にトレードに使えるお金が増え、より安定して運用していけます。
ゼロカットシステムで、損失分を海外FX業者が補填してくれるので、借金というリスクを負うこともありません。
Big Boss のスワップポイント(10万通貨)
ドル/円 | メキシコドル/ドル | 南アフリカランド/ドル |
307円/日 | 32円/日 | 60円/日 |
1年間運用した場合の利益 |
112,055円/年 | 11,680円/年 | 21,900円/年 |
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スワップポイントは国内FX業者に比べて海外FX業者の方が高めに設定されています。
特にメキシコドルや南アフリカランドドルの通貨ペアは10万通貨あたり1,000円近いスワップポイントがもらえるので、短期間でも稼ぐことができます。
まとめ
スワップポイント狙いのトレードは、リスクも小さく安定した利益が望めるのでFX初心者にもおすすめです。
為替差益を狙う取引のように難しい分析も必要ありません。
ただし、業者によってスワップポイントは大きく異なるので、スワップポイント狙いをするならスプレッドよりもスワップポイント重視で業者を選びましょう。