MT5にはMT4にはないグラフィック系のオブジェクトを表示する新機能があります。
その中の一つにミニチャート(チャートオブジェクト)があります。ミニチャートは異なる通貨ペアや時間足の小さなチャートをメインチャートに重ねて表示できるオブジェクト機能で、チャート分析の際に非常に便利な機能です。
画面分割表示とは違い、メインチャートを主としてサブ的にミニチャートを活用するといった使い方ができて邪魔になりにくいのがメリットです。
本記事では、ミニチャートの表示方法と設定について紹介します。
ミニチャート(チャートオブジェクト)を表示する方法
1. 「挿入」タブの「オブジェクト」→「グラフィック」から「チャート」をクリックします
2. 表示させたい箇所でマウスポインタをクリックするとミニチャートが表示されます
ミニチャートの設定
ミニチャートの開き方
ミニチャート上で右クリックして「プロパティ」をクリックして設定を開きます
ミニチャートの設定
共有 |
名前 | チャートの名前を設定できます |
説明 | チャートの説明を設定できます |
スタイル | 枠線の色や線の太さ、種類を設定できます |
オブジェクトを背景として設定 | チェックを入れるとチャートの背後に表示されます |
選択を無効化 | チェックを入れるとミニチャートを固定化して選択できなくします |
パラメーター |
X軸距離 | 横軸の距離を設定して位置を調整します |
Y軸距離 | 縦軸の距離を設定して位置を調整します |
幅・高さ | ミニチャートの幅と高さを設定できます |
コーナー | 位置を調整する時の基準となる座標を設定します
Left Upper :基準となる座標を左上にする Left Lower:基準となる座標を左下にする Right Lower:基準となる座標を右下にする Right Upper:基準となる座標を右上にする
|
スケール | スライダーを動かしてチャートの拡大・縮小を設定します
|
銘柄 | 通貨ペアを変更します |
日付スケール | 日付目盛りの表示・非表示 |
価格スケール | 価格目盛りの表示・非表示 |
期間 | 時間足を設定できます |
ミニチャートの位置調整方法
ミニチャート上でダブルクリックして選択状態にして、白い四角をドラッグする事で位置を調整できます
ミニチャートの位置調整はX軸距離、Y軸距離からでもできますが、選択して移動させる方が直感的で簡単です。
ミニチャートの削除方法
ミニチャート上でダブルクリックして選択状態にして、右クリック→「削除」をクリックします
ミニチャートの表示例
ミニチャートは複数表示させることも可能です。
異なる時間足ごとに表示してマルチタイムフレーム分析に役立てたり、自分が他に取引している通貨ペアを表示させていつでも確認しておくのもよいでしょう。
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