ゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わずに口座の残高がマイナスになったとしても借金が請求されないシステムのことです。
海外FXの魅力と言えばゼロカットシステム!
ゼロカットシステムは、国内FXにはなく、海外FX特有のシステムになります。
この記事では、
ロスカットの注意点
ゼロカットシステムの特徴
メリット
など、安全にトレードできるロスカットとゼロカットの違いについてご紹介します。
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ロスカットシステムの意味と仕組み
ロスカットとは、顧客が保有しているポジションの損失(含み損)が一定レベルに達したときに、自動的(強制的)に決済する仕組みのことです。
さらなる損失の拡大や、純資産(FX口座の残高に含み益or含み損を加味したもの)がマイナスになることを防ぐために行われます。
各FX業者は、ロスカットを行う基準というのを公表しています。
それが「証拠金維持率」です。
証拠金維持率は、以下の式で計算できます。
証拠金維持率有効証拠金(口座残高)÷必要証拠金×100
たとえば、口座に100円を預け入れ、その100円を証拠金としてレバレッジ10倍で10ドル(1,000円)ぶんのポジションを取り、その後1ドル=99円に為替が変化したとします。
このとき、
- 有効証拠金(口座残高)=100円(FX口座に預け入れた金額)-10円(含み損)=90円
- 必要証拠金=1,000円÷10倍=100円
- 証拠金維持率=90円÷100円×100%=90%
となります。
この証拠金維持率がFX業者の定めた数値を下回ってしまった場合に、ロスカットが行われます。
ゼロカットシステムには罠がある!?
ゼロカットシステムに罠はありません。
しかし、ゼロカットシステムがあることによってトレードが雑になってしまう人がいます。
たとえば、相場が読みにくく判断に迷うときに、追証のリスクがあれば、「追証にならないように慎重なトレードをしよう」と考えますが、ゼロカットがあれば「最終的にはゼロカットがあるので強行しよう」と考えがちです。
ゼロカットすると借金は背負わないものの、口座の残高は0円になるわけですから積み上げてきた利益は一瞬で消えてしまいます。
本来、ゼロカットはできるだけ避けたいものです。
ゼロカットに頼りすぎる取引は痛手を負います。
ロスカットの注意点3つ
本来、FXにはロスカットと呼ばれる強制決済のシステムがあります。
このロスカットがあるおかげでトレーダーは借金を回避できます。
ロスカットがきちんと執行されたら借金を背負うこともないため、ゼロカットシステムは必要ないはず!?
しかし、ロスカットが持つ弱点によってロスカットのラインを大幅に下回って決済してしまうケースがあります。
ここでは、ロスカットの注意点を3つ紹介します。
- 為替の急変動で正しく執行されないことがある
- レバレッジを使うと追証が発生しやすい
- 証拠金維持率が低いと追証が発生しやすい
為替の急変動で正しく執行されないことがある
ロスカットは証拠金維持率を下回ると執行されます。
たとえば、口座に1万円を入金します。
1ドル100円のときに1万通貨を保有するためには100万円が必要ですが、仮に100倍レバレッジを使って必要証拠金※を1万円にしたとします。
※必要証拠金=通貨の価格×取引量÷レバレッジ
この場合の証拠金維持率は1万円÷1万円×100=証拠金維持率100%になります。
ロスカットの水準となる証拠金維持率はだいたい20%から100%。
証拠金維持率が100%でロスカットが執行されるFX会社ならロスカットになります。
このままロスカットすれば口座残高は1万円ですが、為替の急変動が発生するとロスカットが正しく執行されずに口座残高1万円を大幅に下回って決済することがあります。
場合によってはマイナス残高になって決済し、借金を背負ってFX会社から追証請求されます。
ロスカットはトレーダーの資金を守るためのシステムですが、相場が大きく動いているときは正しく執行できずトレーダーが大きな借金を背負うこともあります。
レバレッジを使うと追証が発生しやすい
追証請求されるようなロスカットはレバレッジが大きいほど発生しやすい特徴があります。
これはレバレッジが大きいほど必要証拠金が少なくなるためです。
たとえば、1ドル100円の通貨で1万通貨の取引を行うとします。
レバレッジが大きいほど必要証拠金が少ないのが分かりますね。
レバレッジ10倍だった場合、ロスカットが正しく執行しなくても口座には10万円が残っているので口座残高がマイナスになる可能性は低いです。
レバレッジ1,000倍だった場合、ロスカットが正しく執行しないと口座には1,000円しか残っていないため、ロスカットを飛び越えて1,000円以上の損失が発生した時点で追証が発生。
このようにロスカットにはレバレッジが大きいほど追証が発生しやすい注意点があります。
証拠金維持率が低いと追証が発生しやすい
有効証拠金(口座残高)2万円、必要証拠金1万円で取引をしているとします。
この状態の証拠金維持率は2万円÷1万円×100%=200%。
ロスカットの水準となる証拠金維持率は国内FXだと100%ほどですが、海外FXだと20%以下の証拠金維持率のところもあります。
仮に、
証拠金維持率100%のFX会社なら有効証拠金が1万円になるとロスカット。
証拠金維持率20%のFX会社なら有効証拠金が2,000円になるとロスカット。
証拠金維持率が低いほど多くの含み損に耐えることができますが、ロスカットが執行したあとに残る残高は少なくなります。
たとえば、上記の条件でロスカットが正しく執行せずに1万円の損失が出たとします。
証拠金維持率100%のFX会社なら有効証拠金は(1万円―1万円=0円)になりますが、証拠金維持率20%のFX会社なら有効証拠金は(2000円―1万円=-8000円)の損失が発生。
このように証拠金維持率が低いほどロスカットが間に合わなかったときに追証が発生しやすくなります。
ゼロカットシステムの意味と仕組み
ゼロカットシステムは、大変動時に口座がマイナスになっても、借金をゼロにしてくれるシステムです。
「損失をゼロにリセットする」や「ゼロ以下の損金をカットする」といった意味だと理解しておけばよいでしょう。
海外FXにのみ導入されているので、ゼロカットを決め手に海外FX口座を選んでいる人も!
ゼロカットシステムなら、ロスカットの注意点がフォローできる!
レバレッジが大きくなればなるほど、証拠金に対する利益や損失の割合は大きくなります。
ロスカットのデメリットや注意点はゼロカットシステムでフォローできます。
その理由を3つ紹介します。
- 口座の残高がマイナスにならない
- 追証が発生してもFX業者が負担してくれる
- 証拠金維持率が低いFX業者が利用できる
口座の残高がマイナスにならない
ゼロカットシステムが執行されると口座残高のマイナス分はカットされます。
どれだけ大きな損失が発生しても口座残高は0円で止まります。
追証があると、借金を背負うリスクを考えてしまって積極的な取引ができません。
しかし、ゼロカットシステムがあると借金を心配する必要がないのでハイレバレッジを使ってガンガン取引を行うことができます。
追証が発生してもFX業者が負担してくれる
ロスカットが間に合わずに追証が発生してもゼロカットシステムがあればトレーダーは借金を背負わないで済みます。
このマイナス分は消えるわけではなく、口座を開設しているFX業者が負担することになります。
FX業者には大きな負担がかかりますが、トレーダーに借金を背負わせて取引に再起できないようにするより、借金を肩代わりして継続して取引してもらう方がFX業者にも安定して取引手数料が入ってくるメリットがあります。
証拠金維持率が低いFX業者が利用できる
ゼロカットシステムのおかげでトレーダーは借金を背負う心配がありません。
そのため、証拠金維持率が低いFX業者を利用して取引を行うことができます。
証拠金維持率が低い方が大きな含み損に耐えることができるので、ロスカットされる確率も小さくなります。
特にハイレバレッジ&スキャルピングのような取引だと、レートが一瞬飛ぶような場合に証拠金維持率が高いとロスカットラインに触れてしまって取引が強制終了させられます。
レートが飛んだときにロスカットしないためにも証拠金維持率が低いFX業者を選んだ方がいいです。
証拠金維持率が低いと追証になりやすいですが、ゼロカットシステムがあれば借金分はFX業者が補填してくれるので安心して取引できます。
海外FX業者がゼロカットシステムを対応している理由
対応しているのは海外FX業者のみで、国内のFX業者は対応していません。
海外では、FX取引によって個人のトレーダーが多額の負債を抱えてしまう事態を防ぐべきだと考えられています。
そのため、特にヨーロッパを中心に海外ではゼロカットを約束していないとFX業者として営業できないというルールが設けられています。
FX業者も万が一のときゼロカットによる損失補填で大きな損害を受けてしまいます。
しかし、そんなトラブルがない限りは安心により取引が活発化し、ユーザーも増えて手数料収益が増すことになりFX業者としてもプラスなのです。
国内FX業者はなぜゼロカットシステムを採用しないのか
ゼロカットシステムは日本国内のFX業者では採用していません。
日本のFX業者が採用していない理由は「顧客の損失を補填したくないから」です。
建前でいうと、国内のFX業者は法律で禁止されているため「したくてもできない」のです。
金融商品取引法で禁止されているのです。
第三十八条の二 金融商品取引業者等は、その行う投資助言・代理業又は投資運用業に関して、次に掲げる行為をしてはならない。
二 顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為(損失補塡等の禁止)
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為
出典:金融商品取引法 一部抜粋
つまりは「有価証券などを取り扱う業者は、顧客に生じる予定または生じた損失の補填や、損失と同等の利益提供をしてはいけない」と定めています。
いずれの違反も、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、またはその両方が科せられるうえに、個人ではなく会社も営業停止などの行政処分が下されてしまいます。
しかし、金融商品取引法には例外があり、システム障害などが発生した場合は損失補填が認められています。
急激な暴落によってロスカットが正常に作動しなかったケースなどはまさに例外の適用ケースにあたりますが、なぜか国内FX業者は損失を補填してくれません。
「法律で禁止されているので」という理由を建て前に、実はただ「損失を補填したくないだけ」なのです。
できるのにしてくれない、これが国内FX業者の実態です。
ゼロカットシステムのメリット
ゼロカットシステムには、トレーダー側とFX業者側にそれぞれメリットがあります。
ここでは、ゼロカットシステムのメリットを2つ紹介します。
ゼロカットシステム:トレーダー側のメリット
ゼロカットシステムにおけるトレーダー側のメリットは、借金のリスクを心配することなくハイレバレッジを使ったトレードができることです。
ハイレバレッジを使って必要証拠金を大幅に減らして取引しても追証が発生することはありません。
100円や1000円という少ない必要証拠金で取引したいような場合もゼロカットシステムがあれば安心して取引できます。
ゼロカットシステム:FX業者側のメリット
ゼロカットシステムは追証を負担するFX業者にもメリットがあります。
FX業者の主な収入源はスプレッドなので、顧客の取引回数が多くなればなるほど利益が増えるシステムです。
追証ありにするよりゼロカットシステムを用意する方が顧客に積極的に取引をしてもらえるので、結果的にスプレッドの収入が多くなります。
また顧客に安心感を与えることができるので、新規口座開設者を増やすことにもつながります。
ゼロカットシステムのデメリット
ゼロカットシステムそのものにデメリットはありません。
ただし、ゼロカットシステムの執行ルールはFX業者によって異なります。
口座の残高がマイナスになったら申請しなければならない業者もあれば、理由をつけてゼロカットシステムを執行しない悪質な業者も。
ゼロカットシステムがあるからと言って安心するのではなく、口座を開設する業者のゼロカットシステムルールを確認しておく必要があります。
ちなみに
海外FX業者XM Tradingのように、口座の残高がマイナスになったら自動的にゼロカットシステムが執行されるような業者もあります。
このような業者を利用すれば、ゼロカットシステムのトラブルに巻き込まれる可能性はありません。
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ゼロカットシステムがあってもトレードは慎重に
ゼロカットシステムがあるおかげで安心してハイレバレッジトレードができます。
しかし、ゼロカットシステムで借金をする心配がないという理由からやみくもにトレードするのはよくありません。
ゼロカットシステムが執行されて借金が消えても口座残高は0円です。
トレードするためには資金が必要であり、ゼロカットされる度に投資資金を用意しなければなりません。
「ゼロカットがあるからいいや」という軽い気持ちで取引をしていると、あっという間に取引資金は底を尽いてしまいます。
ゼロカットシステムがあっても慎重に資金計画を立ててから取引を行いましょう。
便利なシステムですが、普段は頼らない取引を心がけることも大切です。
ゼロカットシステムを悪用するとペナルティがあります
ゼロカットシステムの悪用はペナルティの対象。
具体的には以下のようなペナルティがあります。
それぞれ解説します。
利益の取り消し
ゼロカットシステムを悪用すると利益の取り消しが行われます。
基本的には保有しているポジションがすべて強制決済され、利益が発生しているときは没収、損失が発生しているときは返済しなければなりません。
ゼロカット時に悪用が発覚しなくても、後から発覚すると利益の取り消し措置が取られます。
出金拒否
ゼロカット悪用のペナルティに出金拒否があります。
出金拒否とは、出金しようと思っても手続きができず出金を拒否される状態です。
海外FXのトラブルや不安材料として出金拒否を挙げる人も多いですが、出金拒否の多くは規約違反トレードによるものです。
事前に通知が届くことなくいきなり出金拒否になることもありますが、サポートに連絡すると理由や経緯の説明が返ってきます。
悪質性が低ければサポートへの連絡で解決することもありますが、ゼロカットの悪用のように悪質性が高いとお金は戻ってきません。
口座凍結
ゼロカット悪用のペナルティに口座凍結があります。
ペナルティによる口座凍結は、いきなりマイページにログインできなくなる場合がほとんどです。
不正行為で口座凍結されると、解除できることはほとんどありません。
そのまま口座解約となり、口座に入っている資金も取り出せなくなります。
HFMのゼロカットシステム
海外FX業者によってゼロカットシステムのルールは異なります。
HFMは手間をかけずにスピーディーなゼロカット対応を行っています。
HFMのゼロカットシステムには以下の3つの特徴があります。
- 通常24時間以内に自動執行
- 回数制限なし
- 処理前の入金はリセット後の口座残高に反映
それぞれ解説します。
通常24時間以内に自動執行
HFMは口座残高が0円を下回ると、24時間以内に自動的にゼロカットが執行されます。
サポートへの連絡や手続きなどは必要なく、ゼロカットが執行されたら何事もなかったかのように入金をして取引を再開できます。
中にはゼロカットを適用してもらうために手続きが面倒な海外FX業者もあるので、簡単にゼロカットが受けられることはHFMの魅力の1つです。
回数制限なし
HFMのゼロカットに特に回数制限はありません。
何十、何百回とゼロカットされても、ペナルティを受けることはないので安心してトレードに望めます。
またゼロカットで補填される金額に上限もないため、多額の追証が発生しても借金を背負わされることはありません。
ボーナスがゼロカットに使われる
HFMでゼロカットが執行される場合、最初にボーナス付与分で相殺されるシステムになっています。
ボーナス残高がない場合は、口座残高を0円にリセットした上で入金分を反映します。
ポジションを保有しているときはゼロカットが執行されません。
そのため、ポジションがすべて決済されたのを確認してから入金してください。
ゼロカットシステムのよくある質問
ここでは、ゼロカットシステムのよくある質問を紹介します。
どのように執行される?
FX業者によって執行のルールが異なります。
執行されるまでに時間を要するFX業者もあるので事前にルールを確認しておきましょう。
上限の金額はある?
基本的にゼロカットシステムに上限の金額はありません。
ゼロカットシステムに上限を設けてしまうとゼロカットシステムが適用されたトレーダーが他の業者に移行してしまうからです。
ただし、無謀な取引を行って何度もゼロカットシステムが執行されると取引停止になる可能性はあります。
すべての海外FX業者にある?
すべての海外FX業者にあるわけではありません。
ハイレバレッジトレードを行うときは必ずゼロカットシステムがある業者を調べてから選びましょう。
まとめ:ゼロカットシステムがある海外FX業者を選ぼう
海外FXをするなら借金の心配をしなくてもいいゼロカットシステムがある海外FX業者を選びましょう。
ちなみに
海外FX業者XM Tradingのように、口座の残高がマイナスになったら自動的にゼロカットシステムが執行されるような業者もあります。
このような業者を利用すれば、ゼロカットシステムのトラブルに巻き込まれる可能性はありません。
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HFMの詳細 |
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オススメ度 | ★★★★★ |
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最大レバレッジ | 2,000倍 |
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ロスカット水準 | 20% |
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ゼロカット | 〇 |
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最低取引枚数 | 1,000通貨 |
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ドル円スプレッド | 1.2pips~ |
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手数料 | 無料 |
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日本語サポート | 電話・メール・ライブチャット |
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